2009年07月10日

2009年 7月例会

■2009年7月例会=7/5(日)
講師:稲本 知弘 氏 
内容:『業務改革とERP導入事例の紹介』
参加者:例会29名、2次会13名

□報告□安藤文明

【内容構成】

・プロジェクト発足まで
・企画フェーズ
・構想フェーズ
・実行フェーズI(国内)
・実行フェーズU 中国
・実行フェーズU マレーシア
・業務改革とERP導入のまとめ

<概要>
製造業における業務改革からERPの導入、海外展開までの事例を、プロジェクトの準備段階から約3年に渡るプロジェクトの各フェーズについて時系列でお話頂きました。最後のまとめでは、業務改革とERP導入のポイントとして下記項目を挙げておられました。
◎リーダシップ
  トップのリーダシップは必須条件
◎導入コンサルティング
  社内だけでは突破できないブレークスルーがある
◎ERPの選定
  パートナー責任者のスキルを見極める
◎モチベーションとスキルアップ
  チーム編成とセッション内容が重要
◎プロジェクトマネジメント
  プロジェクトメンバーに如何に能力を発揮してもらうか

スケジュール通りシステムの本番稼動を迎えたこと、またコスト面でも一部を除いて予算通りに抑えたことなどから、ERP導入の成功事例だという意見が参加者から多く聞かれました。そして質疑応答では、その成功要因に関して活発な議論が行われました。
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2009年07月01日

2009年 6月例会

■2009年6月例会=6/14(日)
講師:神門 英昭 氏 
内容:『北ヤード ナレッジキャピタルのコラボレーションによる事業創造への取組み −中小企業を含む産学官連携・イノベーション促進を考える−』
参加者:例会20名、2次会11名

□例会報告□吉永洋輔

【内容構成】

. 北ヤード開発事業の沿革と概要
  1.都市再生拠点への位置づけ
  2.2006年2段階方式開発事業コンペ
  3.先行開発区域の計画概要

.ナレッジキャピタルの取組み
  1.「感性」と「技術」の融合
  2.推進エンジンと複合施設の構成
  3.ナレッジキャピタル トライアル2009開催

.まちびらきに向けて
  1.交流創造機能の検討
  2.産学官連携・イノベーション促進への課題
  3.中小企業診断士の関わり

<概要>
北ヤード(大阪駅北側の梅田貨物駅付近のコンテナヤード)の開発事業について、先行開発地区の中核施設となる「ナレッジキャピタル」の企画推進に携わっておられる神門氏から「まち開き」に向けてのこれまでの取組みや今後の課題について貴重なお話をいただきました。

ナレッジキャピタルとは、産学官連携のプラットフォームとして設立される北ヤードのランドマークとなる複合施設のことです。
先端科学技術分野だけでなく文化・芸術分野を融合した複合的なイノベーションを生み出す「知の拠点」として関西政財界からの期待を集めており、3月に開催されたイベント「トライアル2009」で関経連の下妻会長がニュース番組の取材に応じる様子が紹介されました。

質疑応答では、関西最大の開発プロジェクトとして期待を集めていることもあり、非常に活発な意見交換が交わされました。「生活の匂い、文化の匂い」、「何度も訪れたくなる街の魅力」が見えてこない等、厳しい意見も聞かれた反面、「中小企業が産学官連携に参加するチャンス」として期待を寄せる声も聞かれました。

<感想>
大阪は東京や京都と違い、ほとんどの大学が郊外に立地しており、それが産学官連携が大阪で進まない理由の一つと聞いたことがあります。産学官それぞれに連携に対する潜在ニーズは高く、このナレッジ・キャピタルが梅田の一等地に設立されることにより連携推進の起爆剤になるのではと、個人的に非常に期待しております。

一方で、神門氏ご自身が仰っておられた、ドラッカーがイノベーションの七つの機会として挙げている中で最も成功確率が低いとしている「知識によるイノベーション」に偏った構想になっているのではというお話が非常に印象に残りました。

質疑応答の中で浮かび上がってきたような「生活・文化」に根ざしたまちづくりにイノベーション創出の鍵があるのではないかと考えています。
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2009年 5月例会

■2009年5月例会=5/23(土)
講師:福地 真一 氏 
内容:『中小事業者の事業承継と事業継続の円滑化について』
参加者:例会16名、2次会10数名

□例会報告□小島康男

<概要>
0.はじめに
2006年版中小企業白書にて事業承継問題が取り上げられました。それを受けて、昨年、事業承継支援センターの設置や経営承継円滑化法の法制化が進められ、事業承継に関する関心が高まってきています。

中小事業者の事業承継は自社株問題や税務・相続対策、後継者育成等を中心に考えられがちです。しかし事業承継を進める期間の長さや長期的な事業継続の問題を考えるとき、事業継承者(社長)と事業承継者(後継者)のコンセンサスやベクトル合わせが最も重要な視点であると思います。

そのため、今回は生き方や人生設計の視点も踏まえて以下の4つの内容から話を進めていきたいと思います。尚、キャリアプランニングについては、昭和59年6月、早稲田大学
ビジネススクール在籍時に、元モービルオイルで人取締役を担当された講師から、CDP(キャリアデベロップメントプログラム)を活用して如何に将来の経営幹部を育成しているかの話を聞いたことが起点となっています。

1.事業承継に関する自己の経験と見聞きしてきた事例
(1)自己の経験
(2)見聞きしてきた事例

2.キャリアプランニング
(1)自分について知る<自立:自分の特徴、他者との違いを知る>
(2)人生について考える<人生設計:人生の将来の方向付けを行う>
(3)職業について考える<職務設計:自分の職務の方向付けを行う>
(4)キャリアプランニングの実際

3.ライフプラン・ファイナンシャルプランニング
(1)経済的基盤確立の必要性を認識する
(2)ライフイベント(行事)表、キャッシュフロー(収支)表

4.事業承継計画と事業承継対策
(1)大切と思う視点
(2)中小企業者への事業承継支援について

<感想>
多くの添付資料をご用意いただきお話いただきました。
福地さんご自身の企業経営者のご子息(事業承継の中心)であったお話など興味深く聞かせていただきました。
親と子のコミュニケーションの大事さなど改めてその重要性を認識しました。
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2009年 4月例会

■2009年4月例会=4/25(土)
講師:松村 幸久 氏 
内容:『人事労務をいかに診断士業務に取り込むか』
参加者:例会18名、2次会10数名

□例会報告□小島康男

<概要>

0.はじめに
「未曾有の不景気による、派遣切り、雇止め等の労働問題、いつまで経っても解決しない年金問題等、社会保険労務士の活躍の場が、ようやくクローズアップされてきた感があります。しかし、社会保険労務士の大部分が、こういった部分的な問題の解決はできても、会社全体の問題解決が出来ていないような感じがします。

そこで、社会保険労務士が出来ることはいったい何かを明らかにしたうえで、診断士が人事労務問題にどのように関与できるかについて考察してみたいと思います。

営業ツールとしての助成金の種類や活用の仕方などもお知らせします。」

1.社会保険労務士の業務
(1)社会保険労務士法 第2条
 −法律で定められた社会保険労務士の業務を説明
(2)具体的にみると
 −実際の仕事の内容を説明
(3)現状はどうなのか
 −社会保険労務士の人数や開業状況などを説明
(4)ここまでの結論

2.人事労務をいかに診断士業務に取り込むか
(1)助成金の活用
(2)教育訓練に中小企業診断士が関与する
(3)教育訓練を足ががりに、次のステップへ

<感想>
社会保険労務士の方の実際の仕事の状況がよくわかり大変参考になりました。
労務関連など仕事を進めるには、頼りになる存在だと感じました。
コンサルティングという領域でも、講師の松村さんといろいろと意見交換できて良かったです。
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2009年 3月例会

■2009年3月例会=3/15(日)
例会講師:加藤 秀勲 氏 
(加藤経営コンサルティング代表
中小機構農商工連携事業アシスタントマネージャー)
内容:『厳しい経済情勢の今だからこそ熱い、組織・業種を超えた連携 
〜農商工連携などへの診断士としての関わり方〜』
参加者:例会19名、2次会13名

□例会報告□増田哲也

(全体概要)
1.ハンズオン型中小企業施策3事業について
2.農商工連携事業について
3.中小企業診断士としての関わり方について

(内容)
1.ハンズオン型中小企業施策3事業について
 新連携、中小企業地域資源活用プログラム、農商工連携の3事業の比較の説明。ハンズオン事務局が事業主体と一緒になって支援してくれるということは同じであるが、法律上の要件の違いにより、事業主体(連携体)、対象の新規性の取り扱い、評価基準に差がある。農商工連携事業は、新規性は比較的ゆるく、すでに他で実施されていても、自分が初めてならOKである。

2.農商工連携事業について
 農商工連携とは、中小企業者と農林漁業者が協力して、お互いに持っている強みを融合させることで単独では実現することができなかった新商品や新サービスの開発や市場開拓などを成功させる取り組みのこと。参画する事業者の特定やある程度の売上をクリアしなければならないが、財務基盤が十分でなければ認定されないので、注意が必要である。農業者の方はマーケットを意識している人が少なく、中小企業者と事業についての認識の差があることも留意しておいた方がよい。

3.中小企業診断士としての関わり方について
 中小企業診断士としては、地域力連携拠点の応援コーディネーター、支援機関の専門家、事業フォローアップとしてのアドバイザーとして関わることができる。事業計画認定までは、最低でも3カ月はかかり、認定のタイミングを逃すと、半年かかることがあるので、ゆとりを持って半年くらいかかると考えておいた方がよい。

(所感)
 農林水産省と経済産業省の2つの省が、省の壁を超えて実施する事業で、中小企業診断士が関われるチャンスもあるため、参加者全員興味深く聴講でき、2次会まで意見が続いた熱心な例会となった。私自身中小企業施策は理解していないものが多く、具体的な内容が理解でき、勉強になった。
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2009年 2月例会

■2009/2月度例会=2/11
例会講師:布 俊晴 氏
内容:『CMSによるコラボレーション型ホームページ活用』
参加:13名

□例会報告□渡部智之

1.CMSについての説明
 ・CMSは情報内容をデータベースに保管しておき、その内容を元にHTMLを自動生成するシステム

 ・機能面での分類
  (ブログ、Wiki、SNS、ECなど)
 ・開発方法での分類
  (個別開発、商用パッケージ、オープンソース)
  ※商用パッケージで有名なのは「NOREN」
 ・提供方法での分類
  (自社サーバー、レンタルサーバー、ホスティング、SaaS型 など)

2.オープンソースCMSによるホームページ構築の利点
 ・拡張性:プログラム改変なし。設定のみで構造・項目・デザイン・言語を変更可能
 ・低構築コスト:パッケージ費用が無料
 ・低保守コスト:ベースは無料でメンテナンスされる
 ・低更新コスト:操作を理解すれば、業務担当者で更新可能 など

3.事例紹介
 ・ホームページ事例
  ・モバイル対応サイト事例
  ・地図ツールなどを連結させたサイトの事例(マッシュアップという)
 ・ログイン制サイト事例
  ・同志社女子大学 薬学部サイト
  (授業の動画配信、解析ツールによる利用状況解析)
  ・ITC近畿会サイト

4.CMS:NetCommonsの紹介
 ・ボランティアベースで作成されたCMSにはマニュアル類が整備されていないものが多いがNetCommonsはマニュアル類も整備されている点が利点。
 ・NetCommons公式ホームページ:http://www.netcommons.org

5.オープンソースCMS選定・活用の留意点
 ・ボランティアベースのCMSは3年の波。CMSの乗り換えは多大なコスト。
 ・箱を入れてもコンテンツがないという事例が多々、見受けられる。


6.質疑応答
・CMSのデータ移行について ⇒ 要はデータベース構造に関連してくるので、構造を理解していれば可能だが各CMSでデータベース構造が異なるので、その理解が大変。

・HP作成サービスの適正価格について ⇒ HPを作成する上で、どこまでのコンサルティングサービスを行うかによって価格は変わってくる。(コンテンツの内容のコンサルティングまでを行うか、単にHPを作成するだけなのか。)
   CMSを導入側のツールとして使用するのも手。
   CMSのユーザーメリットとしては、理解すればユーザー側のみでカスタマイズ(設定変更)が可能。

・HPを全く持たないユーザーに対して、CMSサービスを提案するのはよいか?
 ⇒ ユーザーがHPに対する理解が全くないこともありうるので
   (箱を入れてもコンテンツがない!?)
   まずは無料のHPサービスなどで1年間ぐらいHP自体の試用を行っていただいて理解度が深まった時点でCMSに移行する提案がよいと思われる。


等々、実際のサイト・サービス事例の紹介など具体的なお話をして頂き、大変参考になることが多かったです。
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2009年 1月例会

■2009年1月例会=1/18(日)
例会講師:永岡玲子 氏 
内容:『形式だけに終わらせないISO』


『余計な書類や手間。ISOの「負のイメージ」です。だからこそ、書類倒れにならないISO運用を提言する方も多くおられるわけですが、今回はそれにとどまらず、「ISO担当者が退職しても大丈夫!」な仕組み作りについてもご紹介したいと思います。テーマはISOですが、突き詰めれば「人はマニュアル通りに動くのか」という事です。

キーワードは「情報とデータの違い」です。』

【永岡玲子さんのプロフィール】
1997年 京都大学法学部卒業。その後京都にて広告代理店、会計事務所勤務。
2000年 中国上海市へ。
2001年 税理士試験合格。
2003年 日本へ帰国し、大阪の会計事務所に就職。主に医業、飲食業、コンビニ店等の
    申告や相続税申告を担当する一方、新入所員指導やISO運用管理に携わる。
2008年9月 兵庫県西宮市にて独立開業。
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2008年 11月例会

■2008年11月例会=11/24(月)
例会講師:松林光男 氏
内容:『コンサルタントとして独立して成功するにはどうしたら良いか?』
参加:21名

□例会報告□宮迫

(目次)
1.ワクコンサルティング会社案内
2.なりたい自分になる!
 ・生涯計画表(ナイスライフプラン)とは?
 ・私の例、大学生の例
 ・生涯計画表活用のポイント
3.コンサルタントの心構えと考え方
4.まとめ 成功の大原則とは?
5.皆様方へのお願い

(抜粋)
1.生涯計画表(毎年正月に作成・見直し))
 講師である松林様がIBM勤務時代から作成・実施しており効果があると実感されている。
 家庭、会社・仕事、自己啓発、趣味・健康、資産、人脈 の6分野について長期計画(20年〜30年間)、短期計画(2年間)、日程計画(1日)の作成により全部でなくとも50%程度の達成でも 何もしないよりは前進、効果が期待できる。

 (ポイント)
 ・必ず紙に書く(紙に書くことが重要)
 ・毎日見る(数多く見る)(持ち歩いている)
 ・明確通りいかなくても気にしない

2.将来コンサルタントとして独立するなら
 将来コンサルタントとして独立を考えているのなら、 上記、生涯計画表に基づき、会社員なら目的を持って2〜3社の会社経験をつみ、部門についても3部門以上を経験する方が良い。

3.顧客指向を身に付けるには
 ・映画「スーパーの女(伊丹十三監督)」を観る(多くの事が学べる、実際教材にも使用している)

4.三視でモノを見る
 社長の立場、グローバル視点、お客様視座
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2008年 10月例会

■2008年10月例会=10/13(祝)
例会講師:釣島平三郎 氏 
タイトル:『ニューグローバル経営』
釣島さんのプロフィール、著作などについては
http://biz.sbrain.co.jp/theme/T-27553.htm

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2008年 9月例会

■2008年9月例会=9/6(土)
例会講師:西本泰造 氏 (弁理士)
内容:『日本企業の知財戦略』
参加:11名

□例会報告□藤村

1.知的財産権の必要性と概要
・特許法は発明に対する保護と利用のバランスを規定。
・日本は過去特許出願大国だったが、米国に抜かれ、中国に追い上げられている。

2.知財戦略
・2002年知的財産戦略大綱により、プロパテント(特許振興)戦略を採用することを明確化した。
・国内出願の伸び悩み、無効率の上昇、審査滞留などが課題。

3.質疑応答
・特許出願コストは、一般的に80〜100万円。
・相談料は30分5千円〜
・特許成立後の維持費も長期になれば上昇していく。
・特許出願年間40万件に対し、審査請求になるのが6割、その先、成立まで行くのは3割。
・中小企業は特許ではなく「先使用権」の確保という選択肢もあるが、対抗要件確保が課題。
・近畿弁理士会(夕陽ヶ丘)では無料相談会があるので活用を。
・種苗法やバイオなど新規分野に注目が集まっている。
・今後商標権をはじめとして、中国でのパテント確保が重要。

等々、具体的で興味深いお話をしていただきました。
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